2013年12月29日日曜日

2013年の振り返り2:リハ栄養・サルコペニア・悪液質



2013年の振り返り2として、医学中央雑誌での検索ヒット数の推移を2010年から2013年まで調べてみました。検索語は「リハビリテーション栄養」、「リハビリテーション栄養 若林秀隆」、「サルコペニア」、「悪液質」の4つです。

「リハビリテーション栄養」は2010年に初めて5件ヒットしました。その後2012年に39件まで増えましたが、2013年では33件となっています。本日検索しましたので、後日2013年の文献が医学中央雑誌に登録される可能性もあります。

とはいえ2011年から2012年にかけて急増したのに比べると、2013年はあまり変化が内容です。日本語での「リハビリテーション栄養」の学会発表や論文はまだまだ少ないと解釈できる結果です。

「リハビリテーション栄養 若林秀隆」で検索してみると、「リハビリテーション栄養」でヒットした件数の約半数は、私が学会発表や論文執筆したものであることがわかります。私以外の方が約半数ですが、私以外の方に頑張ってほしいです。

「サルコペニア」に関しては2010年以降、右肩上がりのヒット件数となっています。サルコペニアに対する関心が年々高まっていることの表れです。「リハビリテーション栄養」もサルコペニアと同じ勢いで増えてほしいのですが…。

「悪液質」に関しては2011年がピークでそれ以降、むしろ低下しています。リハ栄養的にはサルコペニアへの関心が高まれば、悪液質にも目を向けざるを得なくなると思うのですが、実際にはそうではないようです。

つまり、悪液質を含まない狭義のサルコペニアへの関心が高まっている可能性があります。今年はサルコペニア肥満がマスコミでよく取り上げられたましたが、これは悪液質をほとんど含んでいないと思われます。

来年は私以外の方にリハ栄養の学会発表や論文執筆を頑張っていただきたいと思います。そしてサルコペニアも大事ですが、リハ栄養的にはむしろ悪液質をターゲットにした臨床研究を行うことが重要かもしれません。

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