2011年8月8日月曜日

ウェブで学ぶ─オープンエデュケーションと知の革命

梅田 望夫 著 , 飯吉 透 著:ウェブで学ぶ─オープンエデュケーションと知の革命、ちくま新書を紹介します。

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480065674/

21世紀に入ってから大学の授業が無料で公開する、研究論文を無料で公開するなど、ウェブにアクセスして英語さえできれば、いつでもどこでもだれでも学習できる環境が整ってきています。昔は図書館で独学というのが主流だったと思いますが、今はウェブで独学というのが主流になりつつあると感じます。

ウェブが人生を切り開いていくための強力な道具となる3つの柱(可能性)として、ウェブが知の宝庫であること、師や同志と出会える(共同体)こと、職を得て生計を立てる道筋につながること、が紹介されています。

私がブログで書いていることの多くは、ウェブから情報を入手したものの紹介です。ブログも含めたウェブは学習ツールとして極めて有用です。生涯学習が必要な医療人には特に大切な学習ツールと考えます。

師や同志と出会えるためには、SNSの活用が重要だと感じています。始めるまでかなりの心理的抵抗があったのは事実ですが、Facebookをリハ栄養でもっと活用したいと考えています。

職を得て生計を立てる道筋につながるかどうかは今のところ私にはわかりません。講演や執筆の機会は確かに増えていますが、それがブログのおかげなのか、書籍を出版したおかげなのか、その他なのか、も理解できていません。

まずは学習と交流の場として、無料で活用できるウェブやクラウドサービスをもっと活用できるよう、これらの学習にしばらく集中します。

ただ、知の宝庫といっても知の多くは英語ですので、英語で学ぶことが重要になります。英語の学習も今はウェブで無料でもできますので、そこから始めることが重要かもしれません。私はNHKラジオのビジネス英会話で学びましたが。

目次
第1章 ウェブ進化が人生を増幅する(人生を切り開いていくための強力な道具
「知の宝庫」たるウェブ ほか)
第2章 オープンエデュケーションの現在(ウェブによって生まれ変わったオープンエデュケーション
オープン・テクノロジー、オープン・コンテンツ、オープン・ナレッジ ほか)
第3章 進化と発展の原動力(「逆転の発想」から始まったMITオープンコースウェア
「互助精神」「フロンティア精神」「いたずら心」「宗教的信念」 ほか)
第4章 学びと教えを分解する(オープンコースウェアは誰がどのように使っているか
アメリカの大学と「閉じ込めのシステム」 ほか)
第5章 オープンエデュケーションと日本人、そして未来へ(「残りのすべての人々のため」の教育?
英語圏と非英語圏で違いはあるか ほか)

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