2011年6月30日木曜日

リハ栄養は美味しくなければいけない

リハ栄養の主な内容は、低栄養や不適切な栄養管理下におけるリスク管理、機能訓練の時間と内容が増加した状況での適切な栄養管理、筋力・持久力などの機能改善の3つと考えています。

リスク管理に関しては常に実践しているつもりですが、筋力・持久力などの機能改善に対する実践は今のところ不十分です。この実践として、PT、OT、STの直後に機能訓練室(病棟でのリハであれば病棟)で栄養剤を1本飲むという習慣を導入したいと考えています。

訓練直後にBCAAなどを含む栄養剤(スポーツ用やサルコペニア用がベストですが、通常の栄養剤でもよいと考えます。ゼリータイプでももちろん可です。)を飲むことで、より筋力増強の効果を高めることができるのではないかと思います。

ただ、この栄養剤は美味しくなければいけません。

「PT、OT、STをすると必ずまずい栄養剤を飲まされるので行きたくない」などと思われては、かえってPT、OT、STの効果も減弱してしまいます。

以前と比較して味が改善されてきていることは確かですが、まだまだ毎日飲みたくなる、食べたくなるような栄養剤はほとんどないのが現状です。

「PT、OT、STをすると必ず美味しい栄養剤を飲めるのでぜひ行きたい」となってこそ、リハ栄養の効果も最大限に増強できると考えます。

BCAA、n-3脂肪酸、微量元素などの量を増やすと味が悪くなるという宿命?はありますが、医療人も好んで飲みたくなるような栄養剤でなければ、リハ栄養で使用することはなかなか難しいと思います。

効果と味の絶妙なバランスは容易ではありませんが、自分が毎日飲みたくなる、食べたくなるような栄養剤が増えると嬉しいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿