2011年6月3日金曜日

第1回日本リハ栄養研究会まであと半年

2011年12月3日(土)に神奈川歯科大学附属横浜クリニック7階大会議室で、第1回日本リハビリテーション栄養研究会を開催します。今日で開催まであと半年になりました。

目的は、リハビリテーション栄養学の研究、教育、臨床での普及と発展を図ることと、リハビリテーション栄養に関心を持つ人たちの学習、成長、交流を図ることの2つです。

リハ栄養に関心を持って下さる方は少しずつ増えている印象はあります。しかし、ごく少数派、ニッチであることは確かです。今年のリハ関連学会で臨床栄養関連の演題はPT学会では10弱ありますが、OT学会では1つもありません。11月2-3日に延期となったリハ医学会でも栄養のセッションはなくなってしまいました。

そこでリハ栄養に関心を持つ人たちのコミュニティを作りたいと考えて、今年立ち上げることに決めました。学術的にはまったくこれからの領域ですので、当分の間は学会ではなく研究会として活動していくつもりです。

研究会の組織つくり、12月3日の研究会準備、その前の9月23-24日の第1回リハ栄養合宿(こちらは身内?のみで開催して、目的はリハ栄養普及のコアになる人材発掘・交流と学習です)と、今年はリハ栄養研究会の準備、企画、運営にかなりのエネルギーを注ぐことになります。すでに一部の方からはかなりの支援をいただいていて、本当にありがたく思っています。

まだまだ準備中で具体的な内容について公開できる状態ではありませんが、ある程度まとまりましたら、このブログだけでなく日本リハ栄養研究会HPでもきちんと案内をさせていただきます。皆様のご参加の程よろしくお願い申し上げます。

ということで最近改めて、ドラッカーの「非営利組織の経営」を読みなおしています。この通りにはとてもできませんが、少しでも近付けるように頑張ります。資金源開拓は研究会の場合、会員開拓ですね。研究会と会員の成果を何とするかは、定量化できるものとできないものの両方を考えています。

http://www.diamond.co.jp/book/9784478307052.html

目次

日本版へのまえがき

まえがき


第1部 ミッションとリーダーシップ

第1章 ミッション
 ミッションは行動本位
 ミッションの具体化
 ミッションの三本柱

第2章 イノベーションとリーダーシップ
 変化は機会
 イノベーションを成功させるために
 リーダーを見つける
 リーダーの役割
 リーダーは自らをつくりあげる
 バランスをとる
 リーダーがしてはならないこと

第3章 目標の設定 ヘッセルバインとの対話
 機会のターゲット
 ボランティアのトレーニング
 人口構造の変化を先取りする

第4章 リーダーの責任 マックス・ドプリーとの対話
 人の可能性を引き出す
 機会を提供する
 チームづくり

第5章 リーダーであるということ まとめとしてのアクション・ポイント
 ミッションを見直す
 長期目標からスタートする
 成果を中心に据える
 組織の模範となる
 市民社会をつくる


第2部 マーケティング、イノベーション、資金源開拓

第1章 マーケティングと資金源開拓
 非営利組織のマーケティング
 資金源開拓の戦略

第2章 成功する戦略
 行動志向の戦略
 改善のための戦略
 定性的な目標設定
 戦略のステップ
 気をつけるべきこと
 イノベーションの機会
 イノベーションの条件
 犯しやすい間違い

第3章 非営利組織のマーケティング戦略 フィリップ・コトラーとの対話
 マーケティングと販売の違い
 マーケティングの三つのステップ
 非営利組織のニッチ戦略
 マーケティングが求められる理由
 マーケティングの成果を測る

第4章 資金源の開拓 ダトレイ・ハフナーとの対話
 気にかけてくれる人たち
 募金を集める名人
 長期的な関係を築く
 マーケットごとの戦略
 ボランティアという基盤

第5章 非営利組織の戦略 まとめとしてのアクション・ポイント
 戦略の重要性を知る
 人をトレーニングする
 廃棄のシステムをつくる


第3部 非営利組織の成果

第1章 非営利組織にとっての成果
 成果を定義する
 多様な関係者
 長期の目標への合意
 大義と経済性

第2章 「してはならないこと」と「しなければならないこと」
 してはならないこと
 しなければならないこと
 権限委譲のルール
 基準の設定
 人を活かす

第3章 成果をあげるための意思決定
 何のための決定か
 意思決定のリスク
 真摯な不同意
 意見の対立を利用する
 決定が意図に終わる四つの原因

第4章 学校の改革 アルバート・シャンカーとの対話
 生徒がどう学ぶべきか
 公立学校を救う
 長期の目標と短期の目標

第5章 成果が評価基準 まとめとしてのアクション・ポイント
 成果のあるところに資源を投入する
 成果を明らかにする
 成果に責任をもつ


第4部 ボランティアと理事会

第1章 人事と組織
 人事の原則
 人を育てる
 強みに焦点を合わせる
 ミッションを感じさせる
 リーダーを育てる
 チームを編成する
 トップの継承

第2章 理事会とコミュニティ
 非営利組織の理事会
 ツーウェイ・リレーション

第3章 ボランティアから無給のスタッフへの変身 レオ・バーテルとの対話
 パートナーとしてのボランティア
 動機づけ
 理事会の活性化
 人としての尊厳

第4章 理事会の役割 デヴィッド・ハバードとの対話
 理事の役割
 CEOの仕事
 強力な理事会をもつ

第5章人のマネジメント まとめとしてのアクション・ポイント
 非営利組織に特有の問題
 仕事と成果を明確にする
 トップの仕事を知る


第5部 自己開発

第1章 自らの成長
 責任ある仕事
 成果をもたらすもの

第2章 何によって憶えられたいか
 働く環境を知る
 所を得る
 強みを生かす─
 成長の原理
 「何によって憶えられたいか」という問いかけ

第3章 第二の人生としての非営利組織 ロバート・バフォードとの対話
 季節の変化
 世界を広げる

第4章_ 非営利組織における女性の活躍 ロクサンヌ・スピッツァーレーマンとの対話
 男性社会での女性役員
 成果の評価
 自己開発に力を貸す

第5章 自らを成長させるということ まとめとしてのアクション・ポイント
 自ら自分の人生を設計する
 能力向上の方法を知る


訳者あとがき

索引

2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    三重で理学療法士(抗加齢指導士)をしている者です。いつも先生のブログを楽しく読ませていただいております。
    リハ×栄養に注目して私はまだ5年ほどですが、今後も突き詰めていきたいと思っておりますので是非リハ栄養研究会の発展を期待させていただきます。
    また楽しい記事をお待ちしております。

    返信削除
  2. どうもありがとうございます。アンチエイジング領域も興味深いと私も思っています。今後ともよろしくお願いいたします。
    三重には三重県PT・OT合同研修会で12月11日にお邪魔する予定です。

    返信削除