2010年11月21日日曜日

第5回リハビリテーション科専門医会学術集会報告

11月20-21日とパシフィコ横浜で第5回リハビリテーション科専門医会学術集会が開催されました。

http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~rehasen5/index.html

抄録集のPDFファイルはHPで入手できます。

http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~rehasen5/shouroku.pdf

私は昨日、教育研修講演1「リハビリテーションと臨床栄養―栄養ケアがリハを変える」を担当させていただきました。学会発表を除くと、リハ科医師が集まる場で話す機会は初めてで、きちんとしたエビデンスとなるような研究成果を出していないので、実はかなり不安でした。

ただ、リハ科専門医会学会に間に合うように「リハビリテーション栄養ハンドブック」の作成を準備してきて、なんとか医歯薬出版さんから発刊させていただきました。PT・OT・STに栄養やリハ栄養の重要性を伝えることが私の使命だと考えていますが、リハ科医師に伝えることも私の役割だと感じていましたので、この日にあわせて準備してきました。

幸い講演終了後、何人かの先生からお褒めのお言葉をいただいたり、「腹が立った」というお言葉をいただけました。無関心で無視されることに比べれば、腹を立てていただけたことはありがたいなあと思いました。どうもありがとうございました。苦手なサインも求められ、断れずに4冊ほど汚い字でサインをしてしまいました(笑)。

「リハビリテーション栄養ハンドブック」は書籍コーナーに50冊も山積みになっていて、2日間山積みのままだったらどうしよう…と思っていましたが、なんと初日のうちに完売しました。今日も新たに30冊用意されていましたが、これもほとんど完売しました。今回の学会参加者が約700人でしたので、単純計算で1割以上の方に購入していただけたということになります。本当に予期せぬことで、とても嬉しかったです。購入して下さった皆様、どうもありがとうございました。

リハ栄養という言葉も考え方もリハの世界ではほとんど知られていないのが現状ですので、まだまだやらなければいけないことはたくさんあります。でもひょっとしたら今回の学会がきっかけとなって、徐々に普及していくのではないかという期待感もあります。

今後は1人で頑張るのではなく、共感してくださるリハ科医師(リハ科以外の医師ももちろんです)、PT・OT・ST、管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床検査技師、歯科医師、歯科衛生士など多職種の人たちと一緒に頑張りたいと思います。皆様のご協力の程、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

2 件のコメント:

  1. 専門医学術集会でのご講演ありがとうございました。私のブログ、http://d.hatena.ne.jp/zundamoon07/20101123 でも「リハビリテーション栄養ハンドブック」のご紹介をさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

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  2. 勝手に講演で「リハ医の独白」を紹介してしまい、すみませんでした。事前に承諾の確認をすべきでした。
    「リハ栄養ハンドブック」を紹介してくださり、どうもありがとうございます。とても光栄です。こちらこそ今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

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