2010年8月9日月曜日

パーソナルブランディング

今日は、ピーター・モントヤ著、本田直之翻訳:パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す、東洋経済新報社を紹介します。アマゾンで578円から中古品を購入できます。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0-%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%AE%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%80%8C%E8%87%AA%E5%88%86%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%80%8D%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8A%E5%87%BA%E3%81%99-%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A4/dp/4492555374

パーソナルブランド、自分ブランドの重要性を訴えている書籍は少なくありませんが、具体的にどう作ればよいかについて記載されている本はあまりありません。その点で参考になる書籍だと思います。自分ブランドに興味のある方はご一読をおすすめします。

この書籍にも「あなたのブランドは何か」という項目がありますが、大切なことは作り方よりも何をブランドにするかです。この点では、ドラッカーの「何によって憶えられたいか」の答えを自問自答することや、自分のキャリアで上る山を決めることのほうが重要です。これらが明確になっていないのに、ブランド化のHowに力を入れてもあまり効果的ではありません。

その上でHowが役立ちます。パーソナルパンフレット、パーソナルロゴ―名刺、スローガン、アイコン、パーソナルウエブサイト、パーソナルポストカード、PR、ネットワーキングが紹介されています。私もすべて工夫しているわけではありませんが、一部参考にしています。ブランドのWhatがよくでもHowがよくないとやはり有効なブランドにはなりません。

現在はIT、Webを使ったパーソナルブランディングがお金もかかりませんし、有効だと考えます。ブログ、SNS(mixi、Facebook)、ツイッター、MLでの活発な投稿などは、その気になればすぐにできることです。その気になれるかどうかが私にとっても1つ課題ですが…。

また医療人の場合は、執筆や講演、学会での活発な質問が有効です。特に学会や研究会で人の発表や講演に質問するのは、自分の学習にもパーソナルブランディングにも効果的です。日本人は質問する人が少ないですが、パーソナルブランディングの点からはとてももったいない話です。学会に参加したら必ず1回以上、質問することを義務にするとよいです。

あとがきで究極の「自分メディア」である本の出版とあるように、書籍の刊行は自分の名刺代わりになると考えます。私の場合は、書籍企画を自分で作って医歯薬出版さんに相談したら幸運にも受け入れていただけました。本の出版は簡単にはできませんが他人事だと思わずに、自分の中期目標、長期目標の1つにしておくのはよいことだと思います。

目次
1 パーソナルブランドとは何か(パーソナルブランドをなぜ作り上げるのか
販売とは、マーケティングとは、そしてブランディングとは何か ほか)
2 あなたのブランドは何か?(ビジネスニーズに合ったブランディング
個人的な要素をパーソナルブランドに取り入れる)
3 ブランディング戦略(特化か、それとも衰退か
ポジショニング―自分の場所を確保する ほか)
4 パーソナルブランドのための最強ツール(パーソナルパンフレット
パーソナルロゴ―名刺、スローガン、アイコン ほか)
5 自分のパーソナルブランドを一二カ月で構築する(自分のブランディングとマーケティングの年間プランを書き上げる
ブランドを維持し、防御する ほか)

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